ひねると水が出って・・・当たり前じゃなかった

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日本は高度に発達した現代社会です。わずか一世紀前には「夢物語」とされてしまうような、とても便利な道具が私たちの身の回りにはあふれています。「情報的なもの」で言えば、2015年現在で確たる市民権を得ている「スマートフォン」は、その代表格と言えるでしょう。「自分の手元で様々な事柄の情報がその場で手に入る」など、一時代前には予想も出来なかった未来かもしれません。

また、これら情報的な部分以外にも、日常的な領域でとても利便性の高い環境に私たちは生きているのです。それらの代表例として一つ挙げてみると、私たちの日常生活に溶け込んでいるものの中には「水道設備」が存在しています。
考えてみると、現代を生きる私たちは生まれた時から「水道」が身近にあって、その恩恵を受けてきました。言ってしまうと「あって当たり前」な設備であり、日常生活を送るのに必須の道具であるのですが、僕はつい先日、この「ひねると水が出る」という水道設備は当たり前ではなかったと実感する出来事に遭遇したのです。

つい一週間前になるのですが、僕が大学から下宿しているアパートに帰ると、台所の水道管から水漏れが発生していることに気が付きました。慌てて部屋の外にある水道の大元の栓を締め、水トラブル業者を呼んで対応してもらいましたが、その間2時間ほど、「自宅の水道が使えない」という状況に陥ったのです。

日ごろあって当たり前な水道が、全く使えない状態になったのですが、この不便なことといったらありませんでした。飲み水は冷蔵庫に冷やしたものが少しあったので何とかなりましたが、お手洗いはまったく使うことが出来ず、本当に大変だったのです。